ご回答
光学センサの一つの検出素子が瞬間的に見ることができる視野の単位で瞬間視野角などと呼ばれます。
特にサーマルセンサーなどは瞬間の測定範囲が重要なためこのIFOV項目が仕様書に設定されています。
数値の意味は1m離れた場所から測定した場合に1ピクセルで表現できる計測範囲です。
瞬間視野の単位は「ミリラジアン(mrad)」という単位を使って表示します。
IFOVの数値が小さいほどより鮮明に画像として表現できるので温度計測の場合にもより緻密となります。
弊社製品では具体的には次のようになります。
発熱者検知(体表面温度測定)AIサーマルカメラシリーズ
・モデル「PA3」:IFOV 5.48 mrad
1m離れた場所から対象を映した場合に1ピクセルで表現できる範囲が5.48mm。
・モデル「PA6」:IFOV 2.74 mrad
1m離れた場所から対象を映した場合に1ピクセルで表現できる範囲が2.74mm。
・モデル「PA15」:IFOV 1.13 mrad
1m離れた場所から対象を映した場合に1ピクセルで表現できる範囲が1.13mm。